インターネット・ラジオ番組( 『藤沢久美の社長Talk』)に出演しました

今、インターネット・ラジオで私の対談が放送されています。
藤沢久美の社長Talk』という番組です。
ご興味のある方はぜひ聞いてみてください。(ポッドキャストにも対応しています。)

この対談は非常に楽しいものでした。
インタビュアーをしてくださっている藤沢さんも、自分の会社を譲渡したご経験があるからです。

藤沢さんは、若くして『格付け』の会社を立ち上げられて、それをM&Aで譲渡されたのです。

数社のオファーがあったようですが、『結局価格ではなくて自分の志や理念を理解してくれた企業に譲渡した』と話されていたのが印象的です。
藤沢さんのようなインターナショナルでインテリジェンスにあふれる方でも、『起業家』というのはやはり自分が作ってきた文化、理念、志、などを重視されるのだなあ、と感慨深いものがありました。

インタビューの中でお話していますが、中堅中小企業のM&Aでは特にそれ(創業者の意気・プライド)が大切と考えて、我々は仲介の仕事をさせていただいているからです。

藤沢さんはダボス会議のお仕事もされており、発展途上国の企業育成などにも尽力されています。
その話の中で、M&Aで会社を譲渡された社長様、特にスーパー技術者である製造業の社長様などにボランティアで発展途上国の技術指導や企業育成をしていただいたら面白いという話に共感しました。

スーパー技術者の社長さんなら発展途上国の工場を見ると、見た瞬間に改善点が100ほど浮かび、今すぐ着手したくてワクワクするでしょう。また、改善するための機械や部品をどこからいくらで調達したらよいかも即座にアドバイスできると思います。すぐに図面を引き出す社長さんもいるかもしれません。

M&Aを行った後のポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)は企業の立場に立って行われますが、ハッピーリタイアした創業社長の個人としての有意義な余生の過ごし方にもちょっとしたアドバイスができれば夢があって楽しいと思いました。