M&Aの仕事と夏休み

私は、若いときから夏休みをまとめて取ります。

子供が小さい時は、夏休みの9日間(土曜から翌週日曜)を信州の白馬で過ごし、川遊びや山登りを子供たちと毎日楽しみました。
子供が大きくなってからは、海外旅行に行って完全リフレッシュをしたり、見聞を広めたりしています。

私は、年に一度は工夫してきちんと夏休みを取るべきだと思っています。ですから、それを社員にも勧めています。

我々、M&Aプレーヤーや第一線のビジネスマンは普段は24時間365日体制で集中して働いています。生半可な覚悟や集中力で出来る仕事ではありません。
M&Aのような仕事は、『24時間365日体制の覚悟でやる』か、『この仕事にはつかない』か、どちらかだと私は考えています。

多くの人の人生や会社の命運に関わる仕事だからです。

そんな覚悟で仕事をしているビジネスマンは、年に一回は『家族との密度の濃いコミュニケーション』や『自分自身のリフレッシュ』が絶対に必要になります。
特に家族とのコミュニケーションは、『甘えてほったらかしにしておく』と家族崩壊に繋がりかねません。子供たちも、今は普通に『いじめ』『不登校』『引きこもり』『援助交際』などの危機にさらされています。これらは『特別なこと』ではなく、『普通に隣り合わせにあること』だと思います。ちょっと油断すると、魔の手が伸びます。

家族との夏休みは『計画段階』から、家族をワクワクモードにさせてくれます。
6月ぐらいから、計画を本格的に立て、コミュニケーションをはかり、一緒に楽しんで大きな思い出を作っていけば、素晴らしい家族関係を築けると思います。暑い夏も、工夫次第で『大切な夏』『楽しい夏』になるのではないでしょうか。

そして、このような企画力、切り替え能力、日程調整力、こそが一流ビジネスマンの最低条件だと思います。