あけましておめでとうございます。
2011年の当社は、設立20周年記念の年でしたので全社員が力を合わせて、創業以来最高の成約件数と利益を達成することができました。
しかし、3月11日には東日本大地震が発生し、日本全体が大きなショックと悲しみを受けました。被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。
4月以降私が考えたことは、震災に対して『企業人として何が出来るのか?』です。
震災の影響で先行きが大変苦しくなる企業が急増する事が予想されました。このような環境の中でも、『企業が活性化し元気にならなければ復興は無い』と感じました。企業が元気にならなければ、『雇用』も生み出しませんし、『納税』も少なくなります。
もちろん、復興のビジョンやリーダーシップは極めて重要ですが、一方では地域社会を活性化させる『雇用』や公共投資の財源となる『税収』が無ければそれらを実現する事ができません。
この想いから、4月以降ひたすらM&Aに取り組み、2011年度の上半期は半期で創業以来最高の成約件数を達成しました。全社員が一丸となって使命感に燃えた結果だと思います。
今年は、2012年問題のスタートの年です!!
2012年問題と言うのは『団塊の世代が65歳』を迎え始める年のことです。
中小企業の経営者は平均65歳でリタイアしたいと考えています。さらに本人がリタイアをまだ考えていなくても、65歳になると大きな病気をしたり、年金を受け取りだして気力が萎えたりと、リタイアを考えざるを得なくなることも増加します。
しかし、経営者がリタイアを考えた時、50%以上の会社が後継者不在です。後継者不在で会社を清算したり、倒産させてしまったら、社員やそのご家族は大変不幸な事になります。特に地方都市では再就職も思うようにならず、ご家族は高校中退などを余儀なくされ、人生が大きく変ってしまうことも多々出てきてしまいます。
我々は、『企業の存続と発展の為』という企業理念で経営をしていますが、今こそ使命感を持って『企業の存続』の為に貢献すべき時だと考えています。
今年は、より素晴らしいマッチングを行い、皆様に喜んでいただける仕事をします!!