菅谷監査役が先日の株主総会をもって退任され、一ヶ月が経過しようとしています。
当初7年間は常勤顧問として、最後の4年間は常勤監査役として、当社では11年間お世話になっています。
菅谷さんは、山一證券で35年前にM&Aの業務に就かれて以来、一度もM&A業務から外れることなく続けて来られた方です。
いわば、日本のM&Aの生き証人と呼べる方ではないでしょうか?
日本のM&A業界は大手から小さなブティックまで、菅谷さんの教えを請うた「菅谷学校」の卒業生であふれています。
菅谷監査役が先日の株主総会をもって退任され、一ヶ月が経過しようとしています。
当初7年間は常勤顧問として、最後の4年間は常勤監査役として、当社では11年間お世話になっています。
菅谷さんは、山一證券で35年前にM&Aの業務に就かれて以来、一度もM&A業務から外れることなく続けて来られた方です。
いわば、日本のM&Aの生き証人と呼べる方ではないでしょうか?
日本のM&A業界は大手から小さなブティックまで、菅谷さんの教えを請うた「菅谷学校」の卒業生であふれています。
M&Aのニーズは、昨年秋くらいから強くなっていると実感しています。
多くの企業が閉塞感を持っています。「このままでは成長が止まってしまう!!新しい戦略に乗り出したい」ということで、「他地区への進出」「川下への進出」などの目的からM&Aを希望される企業が急増しています。
昨年の秋口から増加し始め、その結果が今年3月に当社創業以来過去最多の15件/月という多大な成約件数に表れています。
一方、譲渡希望企業も増加しています。不況になると「後継者不在」や「先行き不安」が表面化・顕在化するからです。
短信が出るまでお話できませんでしたが、この3月は当社仲介で15件のM&Aの成約がありました。
1ヶ月で15件の成約というのはさすがに当社の創業以来初めてで、とても驚いています。
4月になり、新しい2009年度がスタートしております。
当社も経営方針発表会を毎年行っていますが、今年も土曜日に丸1日かけて全社員参加で行いました。
今年、全社員に言いたかったポイントは、「今年は多くの会社が当社を本当に必要とする。」ということです。
大不況による先行き不安、業界再編、また後継者不在の顕在化などによって、当社の力を借りてM&Aを行い会社を存続させたいと願う方々が爆発的に増加します。
昨年、矢野経済と資本提携をしました。
矢野経済はご存じのとおり伝統があり、かつ日本最大級のマーケティングリサーチ会社です。
M&Aというものは、まず「マーケティング調査」があり、それに基づく「企業戦略」があり、それを実現するために行うものです。
決してM&Aそのものが目的ではありません。
そのため当社は昨年矢野経済と資本提携を行い、間違いのないM&Aをご提案できる仕組みを作りました。
私に中国の経済を語る資格はありませんが、中国の経済に関して、今回訪問をした際の印象や聴いた話を率直に書きます。
北京や西安を訪問した印象では、景気の大幅な後退は感じられません。
以下、政府筋の方から聞いた話や現地のビジネスマンから聞いた話などを総合したものです。
当社は全国の地域No.1の会計事務所に地域M&Aセンターを作っていただき、ネットワークしています。
その地域M&Aセンターの先生方を全国からご招待し、年に一度『会計人国際会議』を開催しています。
そこでは「これからの会計事務所経営」や「M&Aの活用方法」などをテーマに、ディスカッションを行います。
我々は、M&Aにおける『最適なお相手』を探すためにあらゆる方法を使っています。
例えば、日本有数のマーケティング会社である『矢野経済』と資本提携させていただいたのもそのひとつです。
同社と協働することで、マーケティングの観点からもっとも大きな相乗効果を生む相手先を『科学的』に探すことができます。その意味では、矢野経済研究所とのコラボレーションは最高にすばらしいものです。
しかし、マーケティング論やシナジー効果検証では見えてこないのが『赤い糸』です。
人間の結婚でもそうですね!!「え!!あの人とあんなタイプの人が!!」と思うことがありますが、結構上手く行ってすばらしい家庭を作っているケースがたくさんあります。
逆に、『お似合いの相手』と思っても、結婚したらギクシャクして結局離婚してしまった!というケースも見受けられます。
人間の結婚では、運命的な相手と出会うことを「赤い糸で結ばれていた」などと言います。
M&Aの世界でも、「赤い糸」があるような気がします。
買い手がすごく積極的でも、提案検討の最初の段階で何か違和感を感じることがあります。
うまく表現できないのですが、「運命的」ではないのです。
でも、上手くいかない明確な根拠がありませんから、そのままM&Aの検討が進められます。
しかし、最初に違和感を感じた場合、やがて最終局面になってから破局を迎えることが多いようです。