経済産業省が企画していた『改正産業活力再生法(改正産活法)』が成立しました。
この法律は、主に二つの目的が有ります。
1.国際競争力の強化などを目的にM&A、TOBを実行しやすくする
・独禁法での合併審査関係
・TOBの時に、対価として現金以外に自社株を使いやすくする
・1000億円の再編企業向け制度融資
これらによって、スピーディかつスムーズに大型合併やTOBがやりやすくなり、国際競争力の強化につながることが期待されます。
2.地域中小企業支援
事業承継で悩んでいる地方の中小企業のM&Aを積極的に支援する
私も、当初から検討に参加させていただいており、日本が抱える大きな問題
- 就業人口の激減
国内の就業人口が激減する中で、国際競争力を高めない限り日本が豊かに残れる道は無い - 事業承継問題
2012年に団塊の世代が65歳を迎え、後継者が不在の企業は中小企業の50%に上る
の2点に焦点を当てた素晴らしい法改正だと思います。
今後、この法律に基づいて色々な施策や事業が経済産業省や中小企業庁から出てくると思います。
当社も全国のネットワークを使って、可能な限りの協力をしていきたいと考えています。